三菱UFJフィナンシャル・グループが発行するMUFGコイン

三菱UFJ銀行を中核に、日本の金融業界のトップに君臨する三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が仮想通貨取引所を設立し、独自の仮想通貨「MUFGコイン」を売買します。

●MUFGコインは1円程度
MUFGコインの1コインの価格は1円程度として、価格の安定化を図る方針です。「程度」としているのは、仮想通貨は電子マネーとは違い、株式のように売買をするものであるため、価格を固定できないからです。

また、価格を固定できる電子マネーの形態にすると、法律上個人間における送金ができません。今回の仮想通貨の開発の目的の一つがATMの削減であり、ネット上での個人間送金の利用です。その点、仮想通貨なら個人間送金が可能です。従って、価格に対しては約1円を目指すとしています。

●販売所のみの取引
実は、仮想通貨取引所というのは、「取引所」と「販売所」の2つの役割があります。
・取引所:株式取引のように、利用者同士が仮想通貨を売買する場を提供する仲介業務
・販売所:利用者と取引所による仮想通貨の直接売買

MUFGはMUFGコインを1円程度に安定させるために取引所は設けず、販売所のみの業務にする予定です。取引所のように利用者同士の売買になると、売り手と買い手のニーズに左右され、価格が変動することになります。しかし、販売所であれば、MUFGが価格を設定できるため、価格の安定を図れます。

●円との交換レートの固定化
日本の法定通貨である円は日本銀行が発行しており、景況の変化に応じて市場における流通量を調整できます。ところが、仮想通貨には発行元という管理者がいないために供給量の調整ができず、価格が不安定になりがちです。

物やサービスの流通において、通貨の安定は必須条件であり、通貨の価値が上下したのでは、市場における円滑な流通が損なわれます。仮想通貨が商品取引の決済に普及できないのは、価格変動が影響しています。

現在の仮想通貨は投資の対象とされている面が濃くなっていますが、元々は流通市場における決済に利用するために開発されたものです。MUFGコインは仮想通貨の開発目的の原点に立ち返るものでもあります。

●MUFGコインの利用メリット
MUFGコインのメリットには主に以下の2つが挙げられます。
1.企業の信頼性
MUFGの仮想通貨であるため、仮想通貨の価値に対する信頼は絶大なものがあります。従って、MUFGコインを安心して利用することができます。
2.広い汎用性
MUFGコインの価値が固定されていれば、店舗において円と同様に扱われるため、電子マネーと同様に利用できます。また、仮想通貨を返済などのために、様々な企業に送金することもできます。

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